演習

10月18日、26日 第6回、第7回荒井ゼミ活動報告

 はじめまして。荒井ゼミの坪井翼と申します。今回は10月18日、26日に行われた第六回、第七回荒井ゼミ活動報告を致します。
 今回は二週にわたって第四回のゼミで行われた荒井先生の文章講座で学んだことを生かして、ゼミ生が400字程度の作文を書き、それの読み合わせをした後、文章についての意見交換を行いました。
 意見として多く出てきたのは口語表現が使われているということでした。例えば、「ここまで長くやっていると・・・」「こういう学生は・・・」「保護者の方とも・・・」というものが該当します。注意しているつもりでも無意識のうちに口語表現を使っていたというのが多くありました。私の作文も約500字のうち、3つほど口語表現を使っていたので、今後は口語表現を無くすことができるように、より注意を払って文章を書きたいと思います。
 その他にも、段落と段落のつながりや、最後に文字数を添えること、助詞の使い方、句点の打ちどころなど、基本の再確認からかなり細かいところまで幅広く議論しました。学校生活の中で文章表現を他者と細かく確認する経験は無かったので、とても有意義な時間でした。
 文章講座を経てゼミ生の書く力は格段に伸びたと思います。次回の討論を挟み、11月中旬から自分の主張を豊かに表現することを目標にゼミ論文のテーマ発表が順次行われるので、文章講座で学んだことを生かしてレポートを書いていきたいと思います。
 以上で第6回、第7回荒井ゼミ活動報告とさせていただきます。

10月12日 第5回荒井ゼミ活動報告

 はじめまして。荒井ゼミ生の星野凌摩と申します。数年ぶりに荒井ゼミが始まり、先輩がいらっしゃらない状況かつ、コロナ禍によって前期から今にかけて普通とはかけ離れた形式でゼミ活動を行っており、大変ではありますが日々楽しんで活動しています。
 今回以降、ゼミでは少々活動のスタンスを変えていく事となりました。後期の一通りの予定はやりつつも、当初よりも討論の機会を増やすという事でゼミ生間の意見が一致したため、より濃密な活動が出来るのではないかと考えています。
今回は、予定にはなかった討論を早速取り入れる事にしました。テーマは、「学校における諸問題」です。例えば、校則についての討論では、その内容の善し悪しというよりも、その根底にある、学校が子どもを「揃えさせる」姿勢に対する考え方に重点を置いて、様々な意見を出し合いました。そこには、揃えさせる事によって団結感などを感じさせるのではないかという意見や、今日では多様性や個性が認められるべきであり、揃えさせる取り組みは時代錯誤ではないかという意見など、賛否両論でした。
 教師の授業へ向き合う姿勢の在り方や、コロナ禍によって主流となったオンライン授業やオンデマンドについての考えをぶつけ合う際には、ある人の意見にある人が真っ向から対立する様子が多々見られ、以前から比べてより討論らしくなり、ゼミの活動として充実してきたのではないかと考えています。この他にも、学校内のブラックな一面や、時間を守る=良い子とされる風潮など、様々な学校の諸問題について触れましたが、どれも白熱した討論となりました。
 このご時世のため、ゼミ生と直に会うことが出来ず親睦をなかなか深められない状況ではありますが、討論や時間外のフリートークを通じて、肩の力が抜けてきたように思います。前述したように、今後は討論の機会が増えると思われますので、オンライン上でのゼミの活動を引き続き模索していきたいと思います。以上で、第5回の荒井ゼミの活動報告とさせていただきます。

10月5日 第4回荒井ゼミ活動報告 

 はじめまして。荒井ゼミの馬場朝日と申します。10月5日に行われた第4回荒井ゼミの活動報告を致します。
 今回は、前期のオンライン型講義で浮き彫りとなった、ゼミ生のレポート作成力についての講評と今後のレポート作成力を上げるための文章講座でした。荒井先生が半期を通して、ゼミ生のレポートを見た中で思った共通する長所は、「学んだ」「初めて知った」ということが率直に書かれていた点と自分の体験や経験に即して、素直に意見が表明されていた点でした。反対に、共通する短所は、固有名詞の誤りや誤字脱字などの基本的なことのほかに、文章に見出しをつけることや内容ごとに適切な段落に区分することが挙げられました。このような文章の誤りを一つ一つ例文で確認していきました。また、文末表現に気を付けること、口語表現を使用しないこと、「子ども」を「子供」と表記するような差別用語に注意することなども挙げられました。
 講義の後半では、文章を作成する上での技術を教わりました。文章を書く前に「なんのために」「なにを」「どのように」を必死に考えて書くことが大切だということや、題名はなるべくシンプルなものにすることなど文章作成の技術をレクチャーしていただきました。例文の間違っている点を指摘するという問題では、ゼミ生のみんなが苦戦していたように思いました。荒井先生が過去にしてしまった誤字の例で、「忘年会」の招待状を「亡念会」と打ち間違えて出してしまい、「そんな霊の出そうな会は行きたくない。」と言われてしまった話はとても印象的でした。
 今回の文章講座はとても意味のある時間になったと思います。文章を書く上での基本的なことから、どうしたらより文章の技術が向上するかなど大切なことをたくさん教えていただきました。初心に帰り、文章の基本的なことからもう一度見直し、質の高い文章を書ける力をこのゼミで手に入れたいと考えるきっかけとなりました。
 以上で第4回荒井ゼミの活動報告を終了させていただきます。