講義

2021年度後期ゼミ活動報告②(10月11日分) 

皆様、こんにちは。ゼミ長の名倉と申します。10月11日に今学期三度目のゼミ活動を行いました。活動内容といたしましては、「旭川学力テスト事件」をテーマとした討論活動を実施しました。今回は討論活動の中で、主要争点がどのように変化していったかを報告させていただきます。以下、報告です。
・「旭川学力テスト事件」討論主要争点まとめ
①学力テストの是非
「使用した参考文献では学力テストについての善し悪しの二面性を取り上げているが、みんなの目にはどう映ったか」という疑問から始まったこの争点。ほとんどの人が悪い面の方が色濃く見えるとの意見を出す中で、決め兼ねるとの意見も。その詳細な説明を聞く中で②への討論へと突入した。

②学力テストの現代的意義はなにか
「指標を測る」という学テの目的に関して「全国の学校水準を指標を図る」という目的で学テは行われているが、それを代用するものは存在するのか。また、「指標を作り上げる際に偏差値だけを取り上げるのは時代錯誤的な考えではないか」との意見から、新たな指標となるものとは何かを模索した。その後、実際に学テを受けた私たちの学校はどうだったかを思い出しながら再度、偏差値だけをみる学テの必要意義について検討した。

③現在、文部科学省が行っている様々な施策による、行政の介入は妥当と言えるのか
今回の討論テーマは「妥当性」が鍵である。そこで少し視点を広げ、昨今、文部科学省が提言している政策を通して教育現場へと介入することに妥当性を見いだせるかという討論を行った。それらの提言を通して、子供たちの利益になると結論づければ、妥当性があると判断できる。そこで、将来に必要な人材・能力とは何かを討論し、その上で現在教育現場で見られる、様々な政策は妥当なものかの検討をした。

このような流れで討論活動が進みました。以上で報告を終わらせていただきます。