荒井明夫ブログ

2020年度の前期をようやく終えました。

異例づくめの2020年度前期がようやく終わりました。新型コロナウィルス対策のため、大学は、全授業をオンラインで行いました。私も全講義を「音声」「資料」「レジュメ」を使用して行いました。慣れない中での対応は、本当に大変でした。学生諸君も大変だったと思います。

第一に、なんといっても新一年生が気の毒でした。入学式も無いまま新学期に突入し、いきなりのオンライン授業。私のもとにも「友人を作りたい」「ともだちがほしい」という声が多く寄せられました。この声に大学・教職員は真剣に耳を傾け、対策を講じる必要があるとおもいました。

第二は、いうまでもなく全授業を全部準備し直すという作業でした。これまでは前年度の講義をベースにしていましたが毎回のオンラインは全部を組み直さねばならず、その精神的肉体的負担は大変なものでした。

第三は、意外にも、学生諸君から好評だった点です。「音声を何回も聞き直して確認できたのがよかった」とか、「音声が30分程度だったので先生の話の焦点が定まっていて分かりやすかった」とか、「レジュメと資料もあって参照できてよかった」とか、「時折、先生が『疲れもピークでしょう。体調管理に気をつけて下さい』という挨拶が嬉しかった」など、という声が寄せられ、励まされました。

2020年度後期授業も基本はオンラインという方針です。前期の反省を活かして努力したいと決意しています。