荒井明夫ブログ

中原中也記念館訪問

少し前ですが、西日本集中豪雨直前の、7月上旬、山口県文書館で史料調査したおり、好きな詩人である中原中也記念館に出かけてきました。帰りは、豪雨のため3時間列車に閉じ込められました。

下の写真は中原中也記念館入り口にある生誕碑です。

 

下の写真は記念館入口です。

下の写真は井上馨公園にある中也の詩碑です。

青桐会山形県支部・宮城県支部総会に出席

7月21日・22日の両日、青桐会山形県支部・宮城県支部総会に出席してきました。青桐会というのは、大東文化大学の現役学生の親御さんの組織です。

他の大学のことは存じ上げませんが、本学は一学年3500名規模です。この規模の大学で、親の組織を全国47都道府県で組織し、大学関係者が年に一回の総会に出席するというのは全国的にも珍しい例ではないでしょうか。

学生諸君の親御さんと直接お会いして学生生活の様子・大学への要望等を聴いてきました。

「運動部をしているが、勉強との両立が大変で部活動を辞めた学生が結構いるようだ。しっかり支援できないか?」「食堂の混雑が酷く、購買部でパン等を購入しているようだが栄養が心配」などいろいろなお話を聞くことができました。

一昨年が福井県支部、昨年は岩手県支部(昨年は秋田県支部は豪雨で中止)でした。親御さんのお気持ちを直接聞くことでこちらもリフレッシュできます。
山形県支部総会の前日に山形県入りし、県立図書館で調査、翌日早朝は蔵王・鳥兜山山頂に出かけてきました。少々厳しい日程でしたが、それなりに楽しめました。

写真は鳥兜山山頂です。

 

下の写真は、手前が蔵王温泉街、奥が上ノ山市街です。

 

涼を求めて日光へ

8月上旬、孫のはなちゃん・まほちゃんたちと涼を求めて日光へ。楽しんできました。

写真は日光・丸沼です。

 

写真下は、日光白根山頂からみた尾瀬・燧ヶ岳です。

 

フリッツ・ホルム陸軍大将「戦争を絶滅させること受合の法案」

「我等」(昭和4年1月号)に長谷川如是閑が紹介した、デンマークのフリッツ・ホルム陸軍大将の「戦争を絶滅させること受合いの法案」を紹介する。

長谷川如是閑いわく「何処の国でもこの法律を採用してこれを励行したら、どうしたって戦争は起こらないことを、牡丹餅判印で保証すると大将は力んでいる(後略)」

「戦争行為の開始後または宣戦布告の効力を生じたる後、十時間以内に、次の処置をとるべきこと。即ち左の各項に該当する者を最下級の兵卒として召集し、できるだけ早くこれを最前線に送り、敵の砲火の下に実戦に従わしむべし。

1、国家の元首。ただし君主たると大統領たるとを問わず。もっとも男子たること。2、国家の元首の男性親族にして十六歳に達せる者。3、総理大臣、及び各国務大臣、ならびに次官。4、国民によって選出されたる立法府の男性の代議士。ただし戦争に反対の投票をなしたる者はこれを除く。5、キリスト教または他の寺院の僧正、管長、その他高僧にして公然戦争に反対せざりし者。

上記の有資格者は、戦争継続中、兵卒として召集さるべきものにして、本人の年齢、健康状態を斟酌すべからず。ただし健康状態については召集後軍医官の検査を受けしむべし。上記の有資格者の妻、娘、姉妹等は戦争継続中、看護婦または使役婦として召集し、もっとも砲火に接近したる野戦病院に勤務せしむべし」

長谷川如是閑は「これは確かに名案だが、各国をしてこの法律案を採用せしめたるためには、も一つホルム大将に、『戦争を絶滅せること受合いの法律を採用させること受合いの法律案』を起草して貰わねばならぬ」と結んでいる。

抱腹絶倒のブラックパロディともいうべきか。この、デンマーク国のフリッツ・ホルム大将、実は長谷川如是閑の創作人物らしい。